老犬ホーム「オレンジライフ湘南」訪問記

01e3074461e4af081c73f484f788fd4b7eac737cac_00001

神奈川県平塚市にある老犬ホーム「オレンジライフ湘南」。

飼主様に代わって年老いたワンちゃんたちの面倒をみてくれる、県内でもまだ数えるほどしかない貴重な施設です。

ホームのチーフである堀内章さんに、施設の見学を兼ねてお話を伺わせていただきました。今回訪問させていただいたのはGPUAの理事3名と事務局長の計4名です。

オレンジライフ湘南はJR平塚駅の西口を出て、線路沿いを大磯方面に向かって徒歩5分。突き当たりを右へ(市民プラザ方面へ)曲がった先の左手にありました。オレンジ色の看板が目印です。

建物は3階建てで、1階は手前が事務室で奥がワンちゃんたちのスペース、2階は全部ワンちゃんたちのスペース、3階がスタッフの部屋になっています。スタッフは24時間常駐しており、交代で入居中のワンちゃんたちのお世話をしています。

 

0168ae5b85702213a2a9af1e78e0a0f02715a66316

見学当日も10頭(25頭まで収容可)のワンちゃんたちが入居しており、どの子も穏やかな生活を送っている様子が伺えました。お世話の内容は私たち獣医師からみてもかなり充実したものになっており、歩けなくなった子や認知症の子には特に手厚いお世話が行き届いていると感じました。

キャンピング用品を用いた安心居住空間など随所に工夫が凝らされた室内はとても印象的で、そこには介護を楽しんでいるといった雰囲気さえ感じるほどでした。

 

19642278_1228786263915025_3707544989725000105_n[1]

医療連携の面もしっかりと確立されており、担当獣医師による月2回の健康診断のほか、夜間救急動物医療センターが近隣ということもあり、たとえ深夜であっても迅速な対応が出来るところが安心ポイントとなっています。

建物の前面(道路に面した側)にウッドチップを敷いた運動場を作ったことで、そこで日向ぼっこをするワンちゃんたちが人気者になり、近隣の方々が様子を見守ってくれるという良い関係が出来ているところも実に微笑ましい話です。

地域密着型の老犬介護を目指すオレンジライフ湘南にとっては理想的な環境と言えそうですね。

 

01dbdfa636b8608414088a51bf3000f5dbbe5b7d36

最後に堀内さんが今一番気にかけていることは、飼主様の中にはホームに預けることに罪悪感を感じる方が少なからずいらっしゃる点だそうです。

そんな方々へのメッセージをいただきました。

「何でも自分ひとりで抱え込まないでください。老犬介護は長く続くこともあります。誰かのサポートを受けることはけっしてうしろめたいことではありません。飼主様が倒れてしまったら、一番辛いのはワンちゃんです。飼主様とワンちゃんがともに幸せになれるようお手伝いさせていただくのが私たちのつとめです。」

素晴らしいですね。ワンちゃんのみならず、飼主様の精神的サポートにも力をいれているオレンジライフ湘南。このような施設がどんどん増えていってくれると嬉しいですね。

GPUAとしては今後このような優良施設としっかり協力体制を整えていくことが必要だと強く感じました。

>>>老犬ホーム オレンジライフ湘南 ホームページ

 

2017-06-29-5IMG_1444

<左から2人目がホームチーフの堀内章さん>