日本版「タイガープレイス」設立を目指して!

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2017年11月11日(土)と13日(月)、ミズーリ大学のレベッカ・A・ジョンソン博士の講演に参加させていただく機会を得ました。題目は「伴侶動物と共に年齢を重ねる場所:タイガープレイスの13年間」です。GPUAの理事1名が参加いたしました。

アメリカのミズーリ州にある「タイガープレイス」は、
ペットと生涯に渡って共に暮らせる高齢者専用住宅として、今注目を浴びています。

ミズーリ大学の敷地内に建てられたこの高齢者専用住宅は、
大学のマスコットであるトラの「トルーマン」にちなんでタイガープレイスと名づけられています。

ミズーリ大学では「人の医学」も「獣医学」もともに医学であり共通であるという理念のもと、
人と動物の相互作用の研究がとても進んでいます。同じキャンパス内に医学部、獣医学部、看護学部がそろっていますが、このような大学はとても珍しく、全米でもたったの6校しかありません。

その各学部が協力してタイガープレイスの居住者のケアを行ってくれるのです。

通常、人間は高齢になるにつれ、生活場所が
自宅 ⇒ 各種サービス付きシニア住宅 ⇒ 在宅介護 ⇒ 老人ホーム ⇒ 病院
のように変わっていきます。

生活環境が大きく変わることは高齢者にはけっして良い影響とは言えません。

タイガープレイスは居住者の介護状況がどう変わろうと、生涯にわたって住まいを変えることなく、
尊厳を保ちながら年齢を重ねられる施設です。

タイガープレイスは「ペット可」ではなく「ペットとともに暮らすことを推奨」しています。

動物とともに暮らすことが健康年齢を上げることは科学的に実証されていますが、それは「ペットのお世話をする」ということが「介護を必要としない自立した状態でいられる」ということにつながっていくからです。

タイガープレイスの特徴は、なるべく一人ひとりの自立の機能を保持させながら、老後の生活を快適にできるよう手厚い充実したサービスを提供するところにあります。

まさに理想のシステム、理想のスタイルと言えるでしょう。

タイガープレイスがアメリカにおける長期ケアのあり方を根本的に変えるような、
国家的な優良モデルと言われるゆえんはこういったところにあるのです。

日本ではまだまだ法の壁などもあり、生涯にわたってペットと暮らせる高齢者専用住宅はそう簡単には作ることは出来ません。ですが、こういった施設を必要としている人は今もたくさんおり、これからもどんどん増えていくことでしょう。

「タイガープレイス」のような施設は超高齢化社会を迎えようとしている日本には絶対に必要な施設です。

私たちGPUAは日本版タイガープレイスの設立を目指して今後も活動を続けてまいります。

 

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